あんなに難しい繁体字中国語を書こうとする台湾人に敬意を表してしまうんだけど――。
台湾人が日常的に自分で書く文字を簡略化するということはないわけではなくて、
学校では、先生や生徒が漢字を簡略化して書くことはあるよ。
例えば、「学」「数」「体」などはよく簡略化されて書かれる。
ただし、別にこれは簡体字中国語が書かれているというわけではないよ。
日本語でも、簡体字中国語とは無関係の漢字の略字があるよね、それをイメージすればいいと思う。
台湾の略字も、もちろん簡体字中国語や常用漢字と同じように、一般の人が書くような俗字や、草書の文字、昔の人の書いた文字を参考にしたり、外国での略字を参考にしたりして簡略化を図っているとも言える。
だから、台湾人が簡体字中国語を知らなくても、それは不思議な話でも何でもないんだよ。
簡略化して書かれるといっても、それは通常の授業のときのことであり、
高校以前の段階では、テストでそういう簡略化したものを書いて繁体字を書かないとバツになるよ。
台湾人と簡体字中国語も見てね。
台湾の簡体字出版物
思好さん、こんばんは!
以前、台湾では簡体字の出版物を売ってはいけなかったけど、大陸でビジネスする人たちが簡体字を勉強する必要があるので、最近、特定の本屋さんでのみ簡体字の出版物を売ることが許可された、って聞いたことがあるんですけど、本当のところどうなんでしょうか?
余談ですが、私も簡体字が記号みたいでなかなか覚えられません。
私この間簡体字の本をいっばい買ったので
とても嬉しかったですよ。
売っている本屋さんは多いんですが、値段が安いのは少ないです
コメントありがとうございます
(滋さんへ)
こんにちは、szyuです。コメントありがとうございます。
この前、私がメールマガジンで(時間があるときにトラックバックしておきましょう)、台湾当局が認めた初めての簡体字出版物が出たというニュースを翻訳したんですが、民間では既に出回っているということですね。
逆に、あの毛沢東語録も繁体字になっているということで――。
相互の出版における往来もこれから多くなるのでしょうか。
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(W,C-Lさんへ)
こんにちは、szyuです。コメントありがとうございます。
個人的には、私はもちろん簡体字中国語を勉強してきているので文章として読むのは簡体字の方が楽なので、簡体字中国語の本が売っていることはある意味で朗報ですね。
ただ、繁体字には繁体字のよさがあるので、ふえてくるのは余りうれしいことと思わないかもしれない。香港や台湾で繁体字の本を読むことは、ちょっとした楽しみなのです。
本屋さんでたくさん売っているということになると、そのうち、繁体字の書籍が買いたかったのに、中身を見たら簡体字だった!ということも発生するようになるのでしょうか。
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