例えば、外国人から「コアラの中国語は何?」と聞かれて、
もちろんそれを聞かれた台湾人が答えることができるけど、
それを言ってしまってからがちょっと問題で、
その外国人が台湾人の話す中国語と中国大陸の中国人の話す中国語の差のことに理解がなければ――
その外国人が台湾人から聞いたその中国語を大陸の中国人に言うと、
大陸の中国人はその単語を知らないことの可能性が高いので、
その外国人は間違った言葉を話しているorうそつきになるかもしれない。
あるいは、どうしてそうやって言うのだと外国人が中国人から聞かれ、
あの台湾人はそう言っていたということになると、
でも、中国語ではこういう言い方はないよいうふうになって、
大陸中国語での言い方を聞いて、覚え直して二度手間になるかもしれない。
こういうこんがらがったことを避けて、わかっていても自分の知っている中国語を言っていいものかと気を使う台湾人もいるのかな?
台湾の中国語と大陸の中国語とは大差ないと思っていたりするんだけど、そういうふうに言うと台湾人はちょっとした抵抗を覚える人もいるかもしれない。
語彙だけの問題ではなくて、社会状況や政治状況が異なるので、訳語が異なる場面もあるようですね。
私はよく知らないけど、厳密に詰めていけば意外に両者の差は多いのかもしれない。
私がたまに読んでいるシエシエ オンナ ノ ヒトリゴトに台湾人の話が出ていて、それを見てそんなことを思いました。
TBありがとうございます!
初めまして。台湾の方ですか?時々読んでいただいているとのこと、光栄です!
ところで、私もあのスクールに通う前は台湾人との接触は主に「日本」で「日本語」で行っていたので(日本語上手な人多すぎ)、あまり両者の違いには気づきませんでしたが、台湾人の本当に真面目な学生が、本気で「簡体字」が読めないのなんか、正直かなりびっくりしました。
言い回しや、表現も結構違うような気がします。ただ大陸では台湾のドラマや歌手なども流行ってますし、別に外国人が台湾風の話し方をしても、「嘘をついている」とか「間違っている」とは思わないと思いますよ。
なぜかというと、中国大陸は方言が多すぎて、各地の人が集まれば、発音はもちろん、同じ物に対してみんな微妙に違う単語を使ったり、違う言い回しをしたりすることが、かなり普通だからです。
だから、「ああ、こいつはこういう言い方をしてるんだな」とか、「あいつは○○から来たな。」程度にしか思わないでしょう。私ですら、気づかぬうちに「大連」の言葉や「瀋陽」の言葉を覚えていることがありますが、でも「え?あぁ、××のことね。」くらいで終わりです。
とくに「二度手間」ではないですよ。(笑)
コメントありがとうございます
(しえらさんへ)
こんにちは、szyuです。コメントありがとうございます。
私も中国に関係するメールマガジンを発行していまして、その関係でmelma!ブログを見るようになったのが、しえらさんを知ることになったきっかけです。
こういうことかな、と思います。
台湾の中で動いていると、中国ほど多様性がないから、台湾人が中国大陸で行動するときに、中国人以上にちょっとした言葉の違いも気になるかもしれないということ、
中国人の中でも、台湾人の中国語が下手だというような感覚で台湾人の話し方をまねしてやゆする人もいるようで、それを気にする人はナーバスに反応するかもしれないということかなとも思います。
中国語はグローバル言語ですが、その言語で出自がわかることについて、中華圏の人たちがどう受け取るのかどういうふうに受け取るか、外国人はどういうふうにとらえればいいのかという問題かもしれません。
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