「間違っている」を表現する

間違えたとき、間違いがあったとき、どう言うか。

一般的に、そんなに中国語を話せないのであれば、言い間違いはしょっちゅう起こることだよね。
例えば、話していて言い間違えてしまったときは「說錯了」(shuo1 cuo4 le)「講錯了」(jiang3 cuo4 le)という。
そのほか、見間違えたら「看錯了」(kan4 cuo4 le)、聞き間違えたら「聽錯了」(ting1 cuo4 le)というふうに言う。

間違っていたら、じゃあ「錯了」を使おうと思い、でもその「錯了」の前に必要な動詞が思いつかず、事あるごとに「我錯了」(wo3 cuo4 le)と言っていると、気になる台湾人がいるかもしれない。それは、私が悪かった、ごめんなさいと謝罪しているみたいに聞こえる。
間違っているときに言う表現で動詞を伴わなくてもいい別の言い方としては、「不對」(bu2 dui4)もあるよ。
ただ、これは自分自身がひとり言を言ったりしている場合で間違っているときにいう言葉だよ。
相手の間違いを指摘するときも「不對」と言うけど、余り言うと相手に失礼かも。

字が間違っているときは、書き間違えたという意味で「寫錯了」(xie3 cuo4 le)と言ってもいいのかもしれないけど、
字の間違いは「錯別字」(cuo4 bie2 zi4)と言う。
「錯別字」というのは、「錯字」(cuo4 zi4)=存在しない漢字を当てている、「別字」(bie2 zi4)=違う漢字を当てている、という二つを兼ね備えた言い方。
日本語では両者とも誤字と言うんだろうけど、中国語では厳密に両者に言及して言うんだね。

それから、相手の意見が間違っていると自己主張したいときは、「想法不正確」(xiang3 fa3 bu4 zheng4 que4)「想法不對」(xiang3 fa3 bu2 dui4)「觀念不正確」(guan1 nian4 bu4 zheng4 que4)と言ったりする。
でも、これはその後にちゃんと理由&意見を言う中国語が話せないと使いにくい言葉かな。

また、相手が誤解しているときには「搞錯了」(gao3 cuo4 le)「弄錯了」(nong4 cuo4 le)、「誤會」(wu4 hui4)と言う。
「搞錯了」「弄錯了」は誤解しているけど、そんなに深刻じゃない場面で、
「誤會」はもっとまじめで対話自体が大変気まずくなっちゃうときに使う言葉だよ。

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