台湾のレジ袋有料化制度

日本では最近レジ袋を有料化しようなんて動きがあって
ちょっとした問題になっているけど、

台湾では、スーパーとかコンビニとかの店舗形態になっている小売業ではスーパーのレジ袋をくれない。
だから、日本人が台湾で旅行するときには、レジ袋を持っていることが大事だと思う。

レジ袋を無料に提供してはいけないというのは、法律で決まっている。
レジ袋有料化を決めたときの環境保護署の大臣は野党出身だったこともあって
レジ袋有料化制度をつくることで厳しい国民の批判が政権に向くという意図もあった。
だから、レジ袋は政権の環境政策への厳しい試金石となった。

レジ袋有料化は台湾人にも業者にも不評だったけど
結果的にはビニールごみが減り、台湾人もなれてしまった。

スーパーで買い物をするときにはあらかじめ袋を持っていく。
そういう買い物袋のことを台湾では購物袋といったりする。

もちろん買い物は計画的じゃないときもある。
だから、突然買い物をしたくなって買い物をしたものの、
量のあるもので、大した値段ではないものを買ってしまうと
レジ袋を買うのはやっぱり口惜しい気持ちにはなる。

レジ袋の値段は1元か2元。大きさによって違うみたい。
袋はとても丈夫な袋で繰り返し使えるような感じ。

量の多い買い物をすると、店員が自主的に聞いてきているみたいなんだけど、
私の語学力でそれに即座にイエスということは難しいし、どこで聞いているのかわからない。
そこで、こう言えばいいというのを教えてもらったので、困ったらこう言うことにしたい。
「我還要一個袋子」(レジ袋ください)

ちなみに、伝統的な軽食店とか屋台とかは袋をくれたりする
それは、厳密に言うと法律違反なんだけど、
罰金が高過ぎることもあり、取り締まる方も真剣には取り締まっておらず、
あいまいに黙認されている。

コメント

  1. にゃ!

    ゴミ政策について
    台北市もここ数年、環境問題を考えてビニール袋の有料化などいろいろ取り組んでいて良いことだと思いますね。数年前から生ゴミの回収もしていて廃棄車の来る時間にはバケツに入った生ゴミを持って人が集まって来るようになっているけれど、あれだけはどうもデキマセン。特にこれからの季節はハエやニオイがスゴイので。マメに毎日捨てに行けば良いのだろうけれど・・・一般ゴミと資源ごみだけ分けて出しています。でも、このように積極的に取り組んでいるのは台北市だけのようですよね。他の地域では未だゴミは全て一緒に捨てていると聞きました。あとは、台湾は外帯して食べ・飲み歩きできるものが街中にあふれているので、結局残ったゴミは路上にポイ捨てしているのにはガッカリします。
    「ゴミを街に捨てない」こういう習慣がもっと浸透すれば台湾の街ももっと良くなるのに。。。

  2. 物すごい分別ですね
    (にゃ!さんへ)
    こんにちは、szyuです。コメントありがとうございます。
    日本の自治体でも何種類ものごみの分別を義務づけているところがあって、それを全部まともにやっていたら台所のかなりの部分がごみ分別エリアとして占拠される勢いですが――
    そういう全体的な分別の種類ではなくてもっと難しいこと、1つのカテゴリーのものをさらに細分化する台北市の生ごみの分別というのは物すごいなと思いましたよ。
    例えば食事の食べ残しとかを捨てるときに、残飯でしょ、骨でしょ、果物の皮でしょ、と分別をするんですよね。あれをまともにできたら、本当にすごいと思います。
    このことがもし台湾全土に広がったら、広州のマナーが向上したら、それは一挙に環境先進国の上を行くことだろうなと思います。
    ☆☆☆

  3. ユウ

    レジ袋の厚さ
    初めて日本のコンビニに買い物する時、その薄いレジ袋に感心しました。台湾のレジ袋と比べて、厚さは三分の一以下かもしれません。それに焼却しても有害ガス発生しないという環境に対する配慮もすばらしいと思いました。
    レジ袋有料化制度は良いかどうか分からないが、厚さを増やすのは絶対間違ってると思います。なぜかというと、袋自体は分解されにくくなり、環境に害となります。再利用されるためにはそんな厚くなくても使えるんではないか。環境保護の立場から見ると、袋を厚くするのはどう考えても納得できません。

  4. 薄いとありがたみがなくて――
    済みません、↑上の字を間違えました。
    「広州のマナー」→「公衆のマナー」です。

    (ユウさんへ)
    こんにちは、szyuです。コメントありがとうございます。
    早速手元にあるセブンイレブンのレジ袋を見るんですが――確かにレジ袋のビニール素材は物すごく厚くできていますね。これはレジ袋が有料だからしっかりした素材にしようとしているのでしょうか?
    とはいっても、素材は何となく燃やしても無害にならないようなものを使っているから、とりあえず袋としては合格じゃないかと私は思います。

    日本のレジ袋はいろいろな経緯はあることはあるのですが、そもそもその袋をごみ捨ての袋として使えるようになっているので、透けているし、薄くなっていますよね。
    ただ、薄いとごみとして捨ててももったいないような気がしないから、ぽんぽん捨てちゃいます。しかし、台湾のようにしっかりつくってあると、かえって捨てるときにもったいないような気がして、再利用する気にもなるかもしれないと私は思ったりもしました。
    ☆☆☆