台湾で片手で数字を数える数え方


数字の読み方&数の数え方も、見てね!

中国には、そういえば片手で1から10まで数える方法があったっけと
中国語を勉強している人なら思い出すはず。

数え方は、文字で説明すると、わかりにくいので、辞書を撮影してみた。
出典は、小学館の「中日辞典第二版」。まあ日本ではメジャーな中国語の辞書の一つだよね。
1368ページ、左段、中ほどにある、「指による“数字”の示し方」

これを見て、びっくりする台湾人がいることだろうと思う。
だって、になっているから!!

この親指と人さし指を伸ばして、そのほかの指を折り曲げる指文字は
中国大陸部では、漢字の「八」に見立てて「8」だけど、
台湾では、アラビア数字の「7」に見立てて「7」なのだ。

ちょっと今、手元に台湾でのオフィシャルな数の数え方の資料を探すことはできなかったんだけど、
台湾での一般的な片手での数の数え方は、こんな感じだよ。

 1―6は、中国大陸部と同じ
 7は、中国大陸部の「8」
 8―10は、特に決まりはない。

つまり、台湾では片手で1から10まで数えるということ自体が難しそうだということが、わかる。

 0は、親指と人さし指で輪をつくるのは中国大陸部と同じだけど、そのほかの指は折り曲げない

日本人はこういう辞書を見て、一生懸命片手で数字を数える方法を勉強しているけど
台湾で数字を使うときには、気をつけなきゃね。

コメント

  1. hiro

    ちなみに、、
    ちなみに大陸式「9」を台湾人に見せると嫌がられます。なぜなら、それは「死」を意味するからです。僕も知らずに使っていると、台湾人にビックリされました。注意しないとね。

  2. やまだ

    ちなみに(2)
    はじめまして。いつも楽しく拝見しています。

    ちなみに台湾の聾者が使うサインでは4までが上のイラストと一緒で、5は親指を立てる(地域によっては上のイラストと同じ)、6はイラストの8(台湾の聴者の7)と同じ、これに中指も立つと7、さらに薬指を立てると(人によってはうまくできなかったりしますが)8、すべての指を伸ばしたまま指先をくっつけるようにすると9、10は上のイラストの9と一緒です。20,30は立ってる指を10のときと同じように曲げればOKですし、百も千も万も表す方法がありますので、相当大きな数字も片手で表せます。

     これ、どこから来ているかというと、日本の手話とほぼ同じです。台湾でろう教育が始まったのが日本統治時代だったということもあり、台湾の手話は現在も単語のレベルではかなり日本の手話と一致します(だからと言って日本の手話がそのまま伝わるわけではありませんが)。

    聴者の使うサインとのあいだで誤解を招かないのかなと思うんですが、その辺は聾者の側でちゃんとうまく使い分けているようです。

  3. ちょっとしたことですがトラブルのもとになるかも??
    (hiroさんへ)
    こんにちは、szyuです。コメントありがとうございます。
    「6」以降は無理して片手で数えない方が賢明なんじゃないかという気がしてきました。1から5までは日本と同じですから覚えるのも簡単ですよね。
    死を意味するというのは――何とも縁起が悪いです。これはこれだけで後ほどコンテンツにしたいです。
    ☆☆☆

    (やまださんへ)
    こんにちは、szyuです。コメントありがとうございます。
    「8」が「6」になってしまうんですか。そうなると、3つの数字がごっちゃになるので、もうその鉄砲みたいな指の形をされた場合は一体幾つを指しているのかを確認しないとわからないですね。
    起源から考えて台湾の手話が日本の手話と通ずるものがあるというのは、大変参考になりました。今度そういう関連のことも知りたいなと思います。
    ☆☆☆