「亀」を使う悪口も見てね。
亀の意味を示す言葉に、「王八」(wang2 ba1)という言葉があるのだ。
だから、「烏龜」という単語を一言を発さずとも、亀の悪口を言うことは可能なのだ。
「王八」を使う悪口の言い方として、「王八蛋」(wang2 ba1 dan4)というのがある。
これは愚か者という意味なんだ。
「何だこの野郎!」と言うときに、使う言葉だよ。
ついでに、亀の落書きもして、さらに、ばかにする気持ちを演出するよ。
それが、この絵なんだ。
これは台湾人ならまあだれでも書けるメジャーな絵ではあるんだって。
亀の落書きを描く台湾人の意図としてあくまでばかにしていることを示したいので、
これを書かれた日本人は「きゃあ、かわいい!」と思ってはいけないのだ。
「王八蛋」は多分日本人にも発音しやすい言葉だろうと思う。
それは、日本語ではよく使われる「ワンパターン」という言葉に音が似ているからだよね。
つまり、日本語の「ワンパターン」を論争や批判めいた言動をするシチュエーションで使うと、えてして誤聴されて台湾人を怒らす――ということかもしれないね。
ちなみに、これは和製英語でone patternだと思われているが、由来は中国語にあるんじゃないかという説もあるんだよ。