10月10日は「国慶日」という。
台湾の祝日の一つで、学校や会社は休みになる。
中国では多分「国慶節」と言うことの方が多いような気がするので、多分その発音で覚えている人も多いかもしれないけど、「国慶節」と言ってしまうと、台湾人から違和感を覚えられるかもしれない。もちろん通じないわけではないよ。
もし、「節」をつけるとしたら、それは「雙十節」といったりするよ。
「雙十国慶」と言うのは、中国では「十一国慶節」と言うのに相当する言い方なのかなと思う。
10月10日は中国の10月1日を受けて何かがあった日なのかなと思ったりするけど、そうではなくて、
10月10日というのは、辛亥革命が起きた日に由来しているもの。
中国と台湾ではおのおの定義となる年代が異なり、相互に関連性はないと言えそう。
国慶日というぐらいなので、もちろん各種行事がある。
一番大きい行事は、総統府の前で開かれるパレードやマスゲームみたいなものや総統の演説とかだろうと思う。
パレードは三軍の儀仗兵も出てくるから、「忠烈祠」の儀仗兵の交代式をありがたく見に行く日本人としては大挙して見に行きたいところだけど、これらのものは総統府の前でござを敷いて待っていればパレードがやって来るという性質のものではなくて、観光向きのものではないみたい。
見たい場合はテレビでベストアングルから見た方が感動も大きいだろうと思う。
台北市の高校生はマスゲームに参加しなければならなかったりする。
授業をつぶして練習をするので、それに対する抗議というのも保護者からあったりする。
台湾の高校には儀仗部という部活があるので、そういうのに参加している女子高校生はパレードに出たりする。
昔は各種祝賀行事があったけれども、今はそれほど熱狂的というわけでもなくなった。
昔はテレビで各種行事を見たりしたらしいけど、今の台湾人はどういう過ごし方をしているのだろう。