「セックス」の中国語


「イギリスの首都の漢字を逆さまに読むと?」と質問されて、ない語彙の中で一生懸命考えて「敦倫!」と張り切って答えてしまうと、台湾人に笑われてしまうかもしれない。
それは、「セックス」(sex)という意味なのだ。

日本語でも性交渉の言い方についてはいろいろあるかもしれないけど、もちろん台湾でもいろいろあったりする。

古典的には、こういうふうに言うよ。
「巫山」(wu1 shan1)、「高唐」(gao1 tang2)、「陽台」(yang2 tai2)、「雲雨」(yun2 yu3)、「燕好」(yan1 hao3)、「敦倫」(dun1 lun2)、「床第之歡」(chuang2 di4 zhi1 huan1)、「魚水之歡」(yu2 shui3 zhi1 huan1)

古典なんか外国人には関係ないじゃないかって思うかもしれないけど、マスコミとかではこういう言葉を使ったりするので、新聞でこの文字を見かけたら、まあある人とある人がいわゆる一つのやんごとなき関係に陥ったんだろうと知ることの手助けにはなる。

一般的には、こういうふうに言うよ。
「上床」(shang4 chuang3)、「做愛」(zuo4 ai4)、「作愛」(zuo4 ai3)、「造愛」(zao4 ai3)、「交合」(jiao1 he2)、「交媾」(jiao1 gou4)、「交歡」(jiao1 huan1)、「行房」(xing2 fang2)、「人道」(ren2 dao4)、「陰陽交合」(yin1 yang2 jiao1 he2)、「合體」(he2 ti3)、「發生超友誼關係」(fa1 sheng1 chao1 you3 yi2 guan1 xi1)、「發生關係」(fa1 sheng1 guan1 xi1)、「嚐禁果」(chang2 jin4 guo3)

こんなにたくさんあることはあるけど、語彙のない我々は、別にこれらすべてを覚える必要もなく、第4声の連発で覚えやすい「做愛」「作愛」を覚えればいいね。「メイクラブ」(make love)って、そのまんまで、読んで字のごとしなのだ。
中国語ってそういう言葉が結構あるような気がする。

ちなみに、香港映画ではよく「造愛」を使っているよ。
それから、「發生超友誼關係」「發生關係」「嚐禁果」とかは未成年の不純異性交遊のことを指していることが多いみたい。