いつも「梅と桜 ―日本台湾年軽人的事情―」を見てくださって、ありがとう。
旅行のため、1週間ほどブログをお休みします。
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私はとても意外に思うんだけど、かなり流暢な日本語を使ってくる中華系の人であっても、「れんげ」という言葉を知らない。
だから、何か中華系のスープを飲むときに「れんげ」欲しいと言うと、「それは何?と」言われてしまうのだ。
逆に、ラーメンを食べるときに「スプーン」が欲しいと言われると、何でラーメンを食べるときにれんげではなくてあえて金属のスプーンを欲しがるんだろうと不思議に思うこともある。
液体を入れるさじのことは中国語ではまとめて「湯匙」(tang1 chi2)と言うよ。
日本語では、中華風のさじのことは厳密にれんげと言うし、そのほかのものはスプーンとかさじとか言ったりするから、「湯匙」の訳語を「スプーン」で統一されると、ちょっとした混乱が起こる。
台湾ではれんげは物すごく身近な容器の一つで、プラスチックだったり、金属だったり、陶器だったりと、素材はさまざまだし、食生活のいろんなところに登場する。
普通の食堂だったら、プラスチックのれんげが常備してある。無料でスープのサービスなんかがあると、そのスープを飲むときにプラスチックのれんげが出てくるよね。
プラスチックのれんげの素材は、日本によくあるしっかりした素材のものと、物すごくふにゃふにゃで使い捨てようなんだろうなというものがある。
それから、地域にもよるかもしれないけど、学校の給食なんかでも金属のれんげが食器として毎日出てくる。ああいう形なので、日本の先割れスプーンとかよりも片づけは便利そう。
あとは、高級なレストランなんかに行くと、陶器のれんげが出てくる。