台湾の日本資本デパート


台湾に行って、日本人観光客が観光していると、必ずといっていいほど日本のデパートを見ることになると思うよ。
三越とか、高島屋とか、伊勢丹とか、なぜかそごうとかがある。

といっても、何か変で、デパートの名前の前に、別の漢字が並んで、それが屋号になっている。
私は、これは何か縁起のいい文字を並べているのかなと思っていたんだけど、
台湾側の出資協力関係にある企業の名前なんだって。

例えば、新光三越、大葉高島屋、大立伊勢丹、
そごうは二つあって、太平洋SOGO、広三SOGO。
太平洋は自前でもデパートを持っているけど、SOGOとも関係しているんだね。

こういう日本と関係していそうなデパートの中では
新光三越が一番店舗数が多いと思うし、知名度もあると思う。
この写真は、天母の新光三越ね。

日本のデパートでは、日本語の場内放送が流れてたり、日本の書籍が売られたり、日本の商品がそれなりに多いような気がする。
日本の商品はデパート以外でも見られるありふれたものだから、デパートにしか見られないというわけではないけど、日本を意識した品ぞろえを感じることができる。

売り場の様子は、そのデパートができた時期にもよるかもしれないけど、
昔は、総合スーパーが大きくなったような感じだったけど、
今は、1階にブランド物や化粧品を売っていたりして、
日本のそれに近くなってきているような気がする。

デパートというと、立地戦略から考えるとやっぱり駅前にできるものなんだろうけど、
台湾はそこまで都市交通鉄道のインフラが進んでいるわけではないから、
駅前にデパートができるというよりも、デパートが繁華街に建ち、
それからその周辺のインフラが整備されていく方が多いんじゃないかな。