台湾での日本アニメのオープニングテーマ

台湾での日本アニメの音声の続編みたいな話だよ。

特に小さいころに見たアニメの話をするときには、台湾人がそのアニメが日本製のアニメだと気づいていないかもしれないこともあるんだよ。
それは、日本の登場人物の名称を台湾人に違和感のないように改変されていたからなんだよね。
だから、ストーリーなどの内容をよくよく話すことによって、小さいころに見たアニメが一致していたという不思議な現象に遭遇する。

昔見たアニメが同じものであるかどうかを聞き出すために、日本人が考え出すのは、大抵はオープニングテーマを歌ってみたりすることだけど、
昔は、アニメのオープニングテーマは日本のものが流されず、台湾でオリジナルのオープニングテーマがつくられていたこともある。

だから、例えば「キャンディキャンディ」を台湾人が見たことがあっても、「キャンディキャンディ」には台湾オリジナルのオープニングテーマがあるので、日本のオープニングテーマのメロディーを歌って紹介しても、台湾人にはそのアニメがどういうアニメかわからないときがあるのだ。

ほかに、日本のオープニングテーマを使わずに台湾で自前でオープニングテーマがつくられたアニメは、「マジンガーZ」、「ハクション大魔王」、「世界名作劇場」のほとんどのバージョン、「科学忍者隊ガッチャマン」、「科学忍者隊ガッチャマンF」、「宝島」、「宇宙戦艦大和」、「魔法妖精ペルシャ」、「花の子ルンルン」、「魔法のプリンセスミンキーモモ」、「ジャングル大帝」と、まあ、ざくざくとあるらしいよ。
日本と台湾の違いがあることを知っている方がすごいと私は思うんだけど、レンタル屋さんなんかで日本のソフトを借りると、テレビ放映と違って日本の映像音声がそのまま使われているから、違いを知ることができないわけではないんだって。

もちろん今は日本のオープニングテーマがそのまま流されるようになったので、いちいち悩まなくても、オープニングテーマを歌えば台湾人でも理解できるようになっているよ。
そのまま流されるオープニングテーマには大抵字幕がついていたりする。
だから、日本語で流されていても、台湾人はその歌詞の意味は理解しているのだと思う。

「一休さん」は、文部省中央児童福祉審議会推薦だけどさ、台湾でも国民的アニメだったりするんだ。
その「一休さん」を見ると、そのオープニングテーマから「すきすきすきすきすきすきあいしてる」が「喜歡喜歡喜歡喜歡喜歡喜歡我愛你」としっかり翻訳されていたりするよ。